MMOをやってて、私は薄情だなと思うことがある。それは引退したフレンドに対してだ。
彼らはゲームはしなくなってもX(旧Twitter)では変わらず呟いているし、お互いフォローしたままだから連絡を取ろうと思えば取れる。
私はそれをしない。ゲームで繋がった相手だから、ゲーム以外の話題が見つからないのである。
私は興味の幅が狭い。ネットゲームの中でそこそこ他人とコミュニケーションを取れているのはゲームの話さえしておけばなんとかなるからだ。
趣味というわかりやすい共通点がない相手とは何を話したらいいかわからない。個人的なことを話せばいいのだろうか? いや、それは私には難しい。自分のことを話しても暗い話題ばかりになるし、相手のことを知りたいと思って質問しても相手を困らせるような内容だったり地雷を踏んで怒らせることが多いので控えるしかないし、知ったところでそこから話を広げられるほど聞き上手でもない。
そんな感じなので、私は同じゲームで遊んでいるという共通点がなくなった相手に対してドライな対応しかできないのである。
一時期引退したフレンドからよく連絡をもらっていたけど、ぶっちゃけ返事に困ってばかりだった。本当に何を話したらいいのかわからない。何を話したらいいのかわからなくて引退した元結束メンバーと殆ど連絡を取っていなかったらブロ解された、なんてこともある。
でもここ最近、現役プレイヤーが引退した相手と変わらず話している場面をよく見かける。別ゲーで遊んだりもしているようだった。
そこで思ったのが、私はコミュ障なのもあるけど、薄情でもあるんだな、ということだ。
私も引退したフレから別ゲーに誘われたことがあった。別ゲーといってもMMOではなく、毎日やる必要のないタイプのネットゲームやオンライン対戦のあるCSゲームなどお手軽に遊べるものだ。でもやらなかった。
引退したフレンドと別ゲーで遊べている人はきっと、ゲームを変えてでも遊びたいと思うくらい相手のことが人として好きなんだろう。
私は今のゲームで遊べないなら別にいいやって。そう思うのである。すごく薄情だ。