映画「少女(原作:湊かなえ)」の感想

好きなところ

由紀の表情

一番笑えたのは「さるかに合戦」を演じているところ。映画ならではのテンションの上がり方。敦子と病院から走ったあとに泣く由紀もよかった。

小説だとどうしても淡々とした由紀のままイメージしてしまうので、顔色がころころ変わるのは見てて楽しかった。

 

敦子の表情

原作だと本人が語っているとおり「なんやかんやで生き延びる」「うじうじしてる」というイメージだったけど、映画は本気で死ぬのではないかとドキドキした。足を引きずっている「フリ」とか、病んでる。

 

由紀と牧瀬の出会い

ゲスい出会い方になっててクスっとした。これは面白い変更点。

 

さわやかなたかお

普通に集団に馴染んでるおじさんに見えた。

 

気になるところ

敦子いじめ

敦子にひどいことしないで! 原作では陰口のみだったから直接的な敦子いじめはショックだし、ナプキンいじめは「変態の子供」と汚名を被ったあの子がやられたから屈辱的なのであって、敦子相手にやるのはちょっと不自然だった。

 

最後に

少女大好きだ~。自分では想像できなかったところが映画で補完出来たので良かったです。