【進撃の巨人】アニメ76話、77話感想【ガビとカヤ】

始まりましたFSpart2! ずっと待ってたんです。

この先、原作最終話までのネタバレも含みますので、アニメ派の方はご注意ください。

 

 

76話感想

「死んでるよ」

開幕推しの指でかなり心を抉られました。

色がつくと痛々しさが増すなぁ……。ざっくり裂かれた顔とか、生きているのか死んでいるのかわからない虚ろな瞳とか。赤い血とか。全てがもう痛々しくて……。

原作を読んだ際は「ついに兵長も戦死してしまったの……? 本当に……?」と半信半疑でしたが、ハンジさんの「死んでるよ」で「あ、生きてるわ!」と安堵したものです。兵長のタフさへの信頼感と、ハンジさんがそういうならそうなんだろうって思えるハンジさんへの信頼感の合わせ技でした。

 

余裕のないコニー

ガビ、カヤ、ニコロ、グリーズの影に隠れて見失いがちだけど、コニーもサシャがいなくなった影響が大きいと思います。

もともと焦りやすいタイプのコニー、サシャがいなくなってからは特に焦燥感を抱いてはすぐ感情的になっています。

以前はサシャと一緒に焦ったり疑問を抱えたりしていたけど、サシャがいないから一人でいっぱいいっぱい。

でもミカサとアルミンとジャンは個人的な感情はさておき状況を正しく理解している。この辺コニーの精神的な孤立感が痛いほど伝わってきてかなりしんどい……。

これは後にファルコを連れてラガコ村へ行く道中ではっきりとわかりますね。あそこに声が付くのかぁ……。

全部のシーンに言えることですが、声がつくとまた違った地獄を感じます。

 

ひたすら戦争

戦闘描写が思ったよりエグかった。人と人の殺し合いがこれでもかってほど描かれていて。

アニメオリジナルのパラディ兵がマーレ兵をワイヤーで……のシーンがなんといいますか……自分も首を絞められるような、絞めてるような思い。血も容赦なく描かれている。

胃が痛くなるくらいにはエグいシーンでした。でもこれならカットされるのではないかと懸念だった地鳴らしの描写をくっきりはっきり描いてくれそう。それはそれでキツいけど。

 

76話総括

ひたすらに地獄でした。ピークちゃんの手首云々の諌山ギャグがなければ耐えられなかったかもしれません。

それとジークの尻。神々しい、奇跡が起こったシーンなんですけどね、こう……色がつくと思ったより全裸!!ケツ!!で。わかってもらえますかねこの感覚。笑うところじゃないんだけどなんか笑ってしまう。どうしてもケツに目が行く。兵長はあんなにボロボロだというのにジークは綺麗な尻。ていうかイェーガー派は誰でもいいから何か羽織るもの貸してあげてよ上半身裸のエレンにはすぐパーカー渡してたじゃんジークにもなんか羽織らせてあげたって。原作のこのシーン読み返してみたらジークの股間ガン見してる兵士がフロックの隣にいて笑っちゃった。見てないでなんか貸してあげて。

part2たった1話目にしてこのしんどさ。十分しんどいのにまだまだ地獄があるという。

 

77話感想

ピクシス司令とナイルとコルト

今回は「死なないでくれ……」と願うばかりでした。

司令にナイル、コルト……。この辺り来週が辛い人たちですね。

司令はこの人死んだらどうするんだよ……と思わせるような人です。76話ですが、イェレナが兵士にエレンを守れと指示しているとき兵団を乗っ取られた感がひしひしと伝わってきてままならなさを感じたんです。兵団をイェーガー派から取り返してほしい。でも今後はどうにもならないことが確定している……。

ナイルは子供を逃がしてやるという、ナイル自身の人柄の良さがよくわかるシーンでした。きっとファルコにもう会えない娘たちを重ねたんでしょうね。子供思いの親だということがわかります。でも、来週には……。

コルトは有能な戦士候補生です。レベリオ襲撃時に彼がいなかったら恐らくですがガビも逃げ惑う人たちに踏み潰されて死んでいたでしょう。あそこで即座にゾフィアの死亡を認め人の波に飲まれたウドを諦める決断も下して、ガビだけでもなんとか守ったのがコルトです。ファルコにとっても大切なお兄ちゃん。でもやっぱり来週には……。

 

「悪魔なんていなかった」

辛いことだらけの進撃ですが、ある意味一番辛いのがガビとカヤ関連です。

なぜかというと彼女たちはまだ子供だから。

大人のように自分の中だけで諦めるとか、開き直るとか、してないんです。

まだアニメになってないシーンの話ですが、ジャンとマガトも後にガビとカヤのような言い争いをします。でもそこには世論とか歴史とか、客観的な視点が多く含まれた言い争いで、ジャンやマガトの純粋な本心は見え隠れする程度です。見ようとしないと見えない。

ガビとカヤの悲鳴は純粋でストレート。理性的じゃなくて感情的。忖度がない。見ようとしなくても見える。だからこそダイレクトに心に刺さり、時としてそれは心を抉るんです。

 

イェレナ

色々しんどくて辛い心を吹き飛ばしたのがエンドカード、イェレナさんの例のお怒り顔です。

このときのイェレナさん、誰よりも輝いていますね。

公式関係者もTwitterでやたらとピックアップするという。気合の入りようがよくわかります。

 

・アニメ公式アカウントのツイート

 

・制作会社のツイート

 

公式、めっちゃ推すじゃん?

 

最後に

来週が待ち遠しい。77話感想では触れませんでしたがそういえばガリアードさんも、なんですよねえ……。

願ってもしょうがないんですけど、死なないでほしいと思わずにはいられません。ああしんどい。