湊かなえを読むのは今回で8作目。そろそろミステリーにも慣れて探偵ごっこしながら読んだけどまだまだ全然だった。
「白ゆき姫殺人事件」は、事件の当事者でない人たちが容疑者についてマスコミ相手に好き放題喋る話。
話を盛ってるときの高揚感がやたらとリアルで、読んでるこっちまでゾクゾクする。自分もこんな感じで興奮してるときあるんだろうなあ。
先輩後輩論はなんだか納得。
今回も怪しいMがいっぱい出てきて惑わされた。
お気に入りは夕子の話で、彼女の気持ちをもっと知りたいと思った。
一番イヤな気持ちになったのは東山先生の言動。
子供の世界でからかいのネタになりやすいことをどうしてズケズケと言えるのか。
今まで読んだ湊かなえ作品の中で一番イヤ~~な教師かもしれない。ちょっとしか出てこないのにすごい存在感だ。