【進撃の巨人】フロックを憎めない理由

もし、私が進撃の世界の人間だったら。

 

世論に流されてとりあえず訓練兵団に入って。

目指すは憲兵団。駄目だったら駐屯兵団。

調査兵団は嫌。だって巨人怖いし。あんな大きいのに勝てるわけない。

10番以内に入れなかったので駐屯兵団に入団。

壁工事しながらごくごく平和に暮らす。

いつか憲兵になれたらいいな~とか思ってたらある日ウォール・マリアを奪還できそうになって。

「勇敢な兵士は誰だ?」

「私だ!」と思って調査兵団編入する。

そしたら獣の巨人に包囲されて。

馬を守るも無理だ死ぬって諦めの境地に至る。

でもエルヴィン団長に扇動されて。

また流されて、恐怖と後悔でいっぱいの気持ちで特攻する。

フロックのような幸運には恵まれないので投石にやられて死ぬ。

 

仮にマリア奪還前に編入しなくても4年後にはどうせ調査兵団だ。

そしてイェーガー派になる。

自分なんぞに諸外国との関係をどうにかできるとは思わないし、上がどうにかしてくれるわけでもなさそう。

でもエレンならできるってウォール・マリア奪還してきたフロックが言う。 

それならエレンに協力しよう。

壁外人類のことは知らない。

それよりも自分の家族や恋人が大事だから。

 

読者という神目線で見ているからこそ虐殺はダメって思える。

けどもし進撃の世界の人間だったら壁外人類を気にかける余裕なんてきっとない。

だからフロックを憎めない。