【進撃の巨人】リンホラ「黄昏の楽園」感想

進撃の巨人本誌の内容にも言及してます。本誌ネタバレ注意。

 

黄昏の楽園、サンホラの世界観を強く感じる曲だった。

もともと紅蓮の弓矢などからMoiraみを感じたりはしてたけど、今回彷彿としたのはMoiraではなくエリ組。

 

「楽園だからね!」というワード。

基本的に明るい曲調だけど時折不穏な空気を醸し出す。

そして最後に扉が閉まる音。

 

こんなの……ねぇ? 言いたくなるじゃないですか。あの言葉を。パパじゃなくてフリッツ王に。

フリッツ王その楽園では心はもう痛くないの?

 

とまあそんな感じでエリ組匂わせてるじゃ~ん!なんてはしゃいで聴いてた曲も、途中からは打って変わって残酷になった。

 

少年は何を知って 少女は何を知らなかったか

少年は何を望み 少女は何を諦めたか

引用元:黄昏の楽園

 

「少女は何を諦めたか」ってまんま最新話のミカサだ。

この歌詞は

 地鳴らしの景色を知ったエレン エレンの腹の底を知らなかったミカサ

 壁外人類の滅亡を望んだエレン エレンを諦めたミカサ

ということなんだと思う。

 

楽園だからね!って歌ってたのにいっきに地獄の歌になった。

この曲を聴いてるとエレンを殺そうって言われたときのミカサが目に浮かぶ。あのどうしようもなさとか未練とかが混じった悲しい顔が。

あまりにもむごい。全然楽園じゃない。

 

そういえばエリ組は最後、こう締め括られてた。

その楽園の名は『ELYSION』またの名を『ABYSS』

引用元:エルの楽園 [→ Side:A →]

壁の中もそうなんだろう。世界は残酷だ。