【東京リベンジャーズ】アニメ最終話(24話)まで見た感想

アニメ『東リベ』、全話見ました。ネガティブな感想ですのでご注意ください。

 

感想

全てにおいてくどい、まわりくどい。

ヒナは「直接命を狙われた」わけじゃないんだよね。少なくとも1話の時点では「運悪く事故に巻き込まれて」亡くなった。

だとしたら主人公が取るべき行動はヒナが死ぬであろう日に旅行に行ってもらうとか、当日出歩かないよう伝えておけば十分なはずで、東卍を内部から変えようとするのはまわりくどい。

 

東卍に関わってからの主人公の行動も全てが行き当たりばったり。未来の情報を持っているのだからいくらでも対策のしようがあるはずなのに何もしない。

死ぬとわかっているドラケンの付き人を最後までやり遂げない。ことが起きたら起きたで警察を呼ばない。怪我人が出ても救急車呼ばない。場地のときも場地が死ぬまで棒立ち。

何も対策しない→事件が起きる→主人公が俺は無力だ~と嘆く→主人公以外の力で事件解決(警察が来る、仲間が来るなど)。この繰り返し。

主人公に主人公の器がなさすぎる。東卍ぶっ潰すと言いつつ乗っ取ろうとしてるところもセコい。それだと目的は違えど稀咲とやってること変わらない。せめて自分でチーム作って抗争ふっかけるとかしようよ。

 

主人公以外もやることなすことどこかおかしい。

場地が自害する下りが特に意味不明。一虎が負い目を感じないように、とのことだけどむしろ逆効果では? 一虎云々を抜きにしても死ぬ必要が一切感じられない。

マイキーも仲間思いな風だけど仮にも創設メンバーである一虎を執拗に殴る、隊員と因縁のある人物を東卍に引き入れる、回想で場地が必死に守ったマイキーの原付を蹴飛ばす(場地の気持ちを踏みにじったようなものだし、それ以前に旅先で地元のヤンキーに絡まれたあとで仲間を一人にするんじゃない)、お気に入りのタケミっちに平気で「殺すぞ」と言うなど、キャラクターイメージが安定しない。

ドラケンは最初マイキーに人を思う心を教えてかっこよかっただけにその後暴走するマイキーを止めないところが拍子抜け。お前がマイキー止めなくて誰が止めるんだ……。

 

最後に

ぼろくそに書いたけど面白いところはあったんですよね、83抗争に至るまでとか。だいたいドラケンのおかげなんですけど。ドラケンさえ生きていればなんとかなると、そう思えるくらいドラケンが頼もしかった。

でもドラケンが生きてても未来に変わりはない(むしろ悪化してる)んだからもう絶望しかない。ただでさえ主人公がグダグダしてるのに先が望めないので見ててしんどかった。