将軍が登場する話にはハズレがない。どれも面白い。
全裸にされたり将軍なのにヒソヒソされたり。銀魂で一番と言っても過言ではないくらい不憫な目に遭っているけれど。
そんな目に遭ってもなお毅然としている姿は只者ではない。まさに将軍。国のトップ。カリスマを感じる。
なんでこんなに将軍について語ったかというと、将軍暗殺篇を見たからである。
以下は重大なネタバレを含むのでご注意です。念のため。
結論から言うと、将軍が死んでびっくりです。
いや、長寿作品ですからね。ネタバレはそこらじゅうに転がっていて、将軍が死ぬことはどこかでざっくりと見聞きしてはいたんですが。それでも驚きを隠せません。
というのも、全蔵が殺しにかかった将軍が実は影武者で、将軍は安全なところで生きていた、といった展開があったからです。
ああ、あれね? 紅桜篇のヅラみたいな。あるいは真選組動乱篇の山崎みたいな。
死んだと見せかけて死んでなかった。よくある銀魂のお約束。ファンもそれをわかったうえで将軍が死んで悲しいと言ってたのかなぁって。そう思ったんですよね。
でもなんやかんやあって、将軍は死んでしまった。ほんとのほんとに死んでしまった。
影武者が殺されたのではない。ヅラや山崎みたいに怪我は負ったけど実は生きていたというわけでもない。
妹君であるそよ様のそばで亡くなられてしまったのは、まぎれもなく本物の将軍だった。
すごくショックでした。
今までもシリアスな話はあったけど、どれも最後は明るい未来に向かっていくような希望に満ちた終わり方だった。基本はギャグで、いつまでも笑っていられる作品が銀魂だと思っていた。
ここに来てまさかの笑えない展開。鬱展開。つらい。こんなにつらいことがあるだろうか。
将軍暗殺篇では銀さんと高杉の過去も語られている。こちらはこちらでまた辛かった。松陽先生がまさかあんな結末だったなんて。
今は将軍暗殺篇に続いてさらば真選組篇を見ています。
また人が死にそうで続きを見るのが辛い。でも気になるから見る。もう誰も死なないでほしいと願いながら。