白洲梓「最後の王妃」の感想

好きなところ

表紙

タイトルとイラストがとにかく荘厳。

 

わかりやすい文章

全体的に読みやすかった。

 

ティアナが前言撤回するシーン

これは面白かったところかな。ルクレツィアを箱入りと評価したティアナがルクレツィアの袖の下に驚いて前言撤回する流れはなんだかくすっとした。ルクレツィアのしたたかさが垣間見えたのも良い。

 

気になるところ

目立ちすぎなティアナ

ティアナが主人公の予定だったこともあってかとにかく目立つ。ルクレツィアに延々と不幸自慢&説教するシーンは呆気にとられた。

 

最後に

好きな話です。

欲を言うともっとルクレツィアとメルヴィンの絡みが見たかった。

メルヴィンの存在感薄すぎだし女性が二十代後半で子供産めるか心配したり年増を自認する世界で五年も放置はちょっとひどい。